EC2料金モデル

オンデマンド、Reserved、Savings Plans、スポット、Dedicated、容量予約、課金単位とデータ転送の要点を試験向けに整理します。

学習順Step 24 / 61サービスEC2試験ドメインコスト最適化

課金の基本単位

  • オンデマンド … 使った分だけ。コミットなしで最も柔軟。料金はインスタンスタイプ・リージョン・OSで決まる。
  • 課金粒度Linux は多くのインスタンスタイプで秒単位最低 60 秒)の説明が一般的。Windows や SQL ライセンス込みなどは時間単位の扱いが残ることがあります。試験では「常に秒課金」と断定せず、OS と購入オプションを読む問題が出ます。
  • データ転送インターネットへの転送アウトは通常課金。同一リージョン内の AWS サービス間であっても、経路によっては転送料がかかるケースがあるため、**料金表の「データ転送」**を公式で確認します。「転送インは多くのケースで無料アウトは GB 課金」という対比は、試験でも資料でも繰り返し出ます。

オンデマンドインスタンス

予測不能なワークロード、短期間の検証新しいアプリの試行に向きます。割引はないが、リザーブやスポットと併用してコストを下げる設計が現場では一般的です。

リザーブドインスタンス(RI)

1 年または 3 年の利用コミットで割引。支払いオプション(全前払い/一部前払い/前払いなし)で割引率が変わります。

種類 試験で効く特徴
Standard RI 割引は大きいが、属性変更の自由度は限定的(ファミリー変更は Convertible で検討)
Convertible RI インスタンスファミリー・OS・テナンシーなどを変更しやすい代わりに、Standard より割引は小さめのイメージ

RI は「どの AZ のどのインスタンスファミリーに何台分」のような予約属性に紐づく理解をしておくと、Savings Plans との違いが説明しやすくなります。

Savings Plans(セイビングプラン)

1 年/3 年の**時間あたりの利用金額($/時間)**をコミットし、割引を得る方式。Compute Savings PlansEC2・Lambda・Fargate など幅広いサービスに適用でき、柔軟性が高いと説明されることが多く、新規は RI より Savings Plans を推奨する文脈が試験・資料に出ます。

EC2 Instance Savings Plans特定リージョン・特定ファミリーに紐づき、割引は大きいが柔軟性は Compute より低いイメージです。

スポットインスタンス

余剰キャパシティ大きく割引して利用。AWS が容量を必要とすると中断(2 分前通知)される可能性があります。用途は バッチ、レンダリング、CI、分析、ステートレスなワーカーなど中断耐性のあるワークロード

  • スポットフリート … 複数プールから最適な組み合わせを選び、キャパシティ最適化最低価格などの戦略を指定できます。
  • 試験の誤答 … 「スポットは絶対に止まらない」「本番 DB に最適」など。

Dedicated Host / Dedicated Instance / Bare Metal

オプション 試験で問われるポイント
Dedicated Host 物理サーバー(ソケット)単位で課金。既存のソケットライセンス(Windows Server 等)を持ち込みたいときの文脈で登場
Dedicated Instance 他テナントとハードウェアを共有しないが、ソケット単位の可視性は Dedicated Host ほどではない
Bare Metal ハイパーバイザを介さずベアメタルに近い形で動かす用途

コンプライアンスやライセンスの都合で Dedicated Host が正解になる長文が出ます。

キャパシティ予約(On-Demand Capacity Reservation)

特定 AZ で特定インスタンスタイプのキャパシティを確保したいときに使います。課金は予約したキャパシティに対して発生し、実際にインスタンスを起動していなくても予約のみのコストがかかる運用があります。リザーブドインスタンスや Savings Plans と組み合わせて割引を適用できるケースが資料に出ます。試験では「ピーク時に必ず同じタイプを起動したい」という要件で選択肢になります。

その他の購入オプション(一覧として押さえる)

  • Savings Plans … 上記。
  • リザーブドインスタンス … 上記。

EC2 の状態と課金(復習)

  • runningインスタンス時間に課金(+ EBS)。
  • stoppedEBS ストレージは課金。Elastic IP を取得したまま未関連付けでも課金が発生しやすい。
  • terminated … インスタンス課金なし。デフォルトではルート EBS も削除されストレージ課金も止まる(設定次第)。

試験で混同しやすい対比

シナリオ 向きやすい選択
柔軟に割引したいがワークロードが変わる Savings Plans(Compute)
3 年間同じファミリー・同じリージョンが確定 RI または EC2 Instance Savings Plans
深夜だけバッチを安く回したい スポット
物理ソケット単位のライセンスを持ち込む Dedicated Host
AZ 障害時も同じタイプの枠が欲しい キャパシティ予約

公式ドキュメント(深掘り)

重要ポイント

  • Linuxは多くのタイプで秒単位課金、最低60秒。Windows等は時間単位と説明されることが多い
  • Savings Plansは使用量コミットで柔軟、RIはインスタンス属性に紐づく割引
  • スポットは割引大だが中断あり。バッチ・CI向き
  • 停止中はEC2料金は止まるがEBSは課金。EIP未関連付けも課金
  • Dedicated Hostはソケット単位のライセンス持ち込みに強い

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