S3ストレージクラス
Standard・IA・Intelligent-Tiering・Glacier系の特性、最低保存日数・取得料・可用性の違いと試験での選び方を整理します。
学習順Step 34 / 61サービスStorage試験ドメインコスト最適化
選び方の軸(試験)
ストレージクラスを選ぶときは、次をセットで読み取ります。
- アクセス頻度 … ミリ秒で読むか、月1回か、アーカイブか。
- 許容 RTO/取り出し時間 … 即時、数分、数時間。
- コスト … 保管単価、最低保存日数、データ取得料、早期削除料相当。
- 可用性・耐久性 … One Zone は AZ 障害の話がセット。
具体的な USD/GB はリージョンと時期で変わるため、Amazon S3 の料金で確認します。
よく使うクラス(比較表)
| クラス | アクセス向き | 可用性のイメージ | 試験で効くメモ |
|---|---|---|---|
| S3 Standard | 高頻度 | マルチ AZ、99.99% と説明されることが多い | デフォルト。イレブンナイン耐久 |
| Standard-IA | 低頻度だが必要時はすぐ読む | マルチ AZ | 最低 30 日相当の課金が絡みやすい。取得料あり |
| One Zone-IA | 再生成可能なデータ | 単一 AZ(99.5% 等の説明) | Standard-IA より安い代わりに AZ 全損リスク |
| S3 Intelligent-Tiering | パターンが読めない | 自動でティア移動 | モニタリング料金。取得料なし(頻繁アクセス層)の説明が資料に出る |
Glacier ファミリー(アーカイブ系)
名前と取り出し時間が試験の区別ポイントです(細部は公式で確認)。
| クラス | ざっくりした位置づけ |
|---|---|
| Glacier Instant Retrieval | ミリ秒アクセスが必要な「ほぼアーカイブ」。最低保存や取得料のトレードオフを読む |
| S3 Glacier Flexible Retrieval(旧 Glacier) | 非同期取得。バルク・標準・迅速など取得オプションで時間と料金が変わるイメージ |
| S3 Glacier Deep Archive | 最も保管単価が安い方向。取得は時間単位。最低保存日数が長い説明が出る |
S3 Intelligent-Tiering の補足
アクセスパターンが変わるデータ向けに、自動で最適なアクセス層に移動します。監視コストがかかるが、誤ったクラス選びによる高額保管を避けやすい、という文脈で「パターン不明なら Intelligent-Tiering を検討」が正解になりやすいです。
ライフサイクルとの組み合わせ
ライフサイクルポリシーで、例えば 30 日で Standard → Standard-IA、90 日で Glacier、365 日で削除のように自動遷移できます。不完全マルチパートのクリーンアップもここで扱います(別トピック)。
よくある誤答(SAA)
- 「Deep Archive が最も読み取りが速い」→ 誤り(即時読みたいなら Standard や Instant Retrieval 系)。
- 「One Zone-IA は Standard-IA と同じ可用性」→ 誤り(AZ 障害の説明がセット)。
- 「Intelligent-Tiering は常に最安」→ 監視料やアクセス頻度で逆転しうるので絶対視しない。
公式ドキュメント(深掘り)
重要ポイント
- ▸頻繁アクセスはStandard。低頻度はStandard-IAかIntelligent-Tiering
- ▸One Zone-IAは単一AZで安いがAZ障害リスク
- ▸Glacier系は取り出し時間と最低保存日数がクラスごとに異なる
- ▸Intelligent-Tieringはアクセス不明なデータの自動最適化(モニタリング料あり)
- ▸ライフサイクルでクラス遷移と削除を自動化する
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