S3の料金の柱とリクエスタ支払い

ストレージ・リクエスト・データ取得・データ転送などS3課金の考え方と、リクエスタ支払い(Requester Pays)の用途を整理します。

学習順Step 26 / 46サービスCost試験ドメインコスト最適化

課金の柱を分けて考える

S3 のコストは次のように 分解して見積もる と設計や試験の選択肢が整理しやすいです。

  1. ストレージ … 保存バイト数と ストレージクラス(Standard、IA、Glacier など)。クラスごとに 単価・最低保存期間・取得料 が異なります(詳細は「S3ストレージクラス」のトピック)。
  2. リクエストPUTGETLIST など 操作の種類 ごとに課金されます。大量の小ファイルやリストの多用は、ストレージ以上にリクエスト料が効くことがあります。
  3. データ取得 … 低頻度クラスやアーカイブ系では 読み出し GB 単位 の料金が加算される場合があります。
  4. データ転送同一リージョンの AWS サービス間インターネットへのアウト など、経路によって課金有無が変わります。イン(アップロード) は多くの一般的なパターンで課金対象外ですが、常に 最新の料金表と無料枠 を確認してください。

利用量に応じた単価(ティア)

ストレージ量が増えると 段階的に GB 単価が下がる ボリュームディスカウントがあるカテゴリがあります。設計では「総容量がしきい値を超えると単価が変わる」という 見積もりの粒度 を意識します。

リクエスタ支払い(Requester Pays)

通常、バケット所有者が ストレージとダウンロードに伴うデータ転送 を負担します。リクエスタ支払い を有効にすると、データのダウンロードに伴う転送料金を、リクエストした AWS アカウント側に請求 できるモードになります。大きなデータセットを 第三者に配布 する際、提供者が転送コストをすべて持たない ようにしたい場面で検討されます。利用には リクエスト側が意図的にリクエスタ支払いを指定 する必要があり、匿名アクセスとは相性が悪い場合があります。

コスト最適化との接続

ライフサイクルでアクセス頻度に合わせクラスを下げる、Intelligent-Tiering でパターン不明なデータを任せる、不要なバージョンや不完全マルチパートを掃除 する、転送経路を同一 AZ 内に寄せる など、他トピックの施策とこの料金モデルを対応づけて覚えると試験対策になります。

正確な数字は公式で

リージョンや時期で単価が変わるため、具体的な USD/GB は AWS の公式料金ページ で確認してください。本ページでは 課金の考え方 にとどめています。

重要ポイント

  • 保管量とストレージクラスがストレージ料金の主因
  • APIリクエスト種別ごとに課金単位が異なる
  • IA系やGlacier系では最低保存日数や取得料が加わる
  • データ転送インは多くのケースで無料、インターネット向けアウトは課金されやすい
  • リクエスタ支払いはダウンロードのデータ転送を取得者側に寄せられる

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