S3, EBS, EFS
ブロック・オブジェクト・ファイルストレージの違いと、S3・EBS・EFS・インスタンスストアの使い分けを試験向けに整理します。
学習順Step 25 / 61サービスStorage試験ドメイン弾力性
AWS のストレージを三種類で切る
ストレージは次の三系統に分けて整理する説明が多く、試験の選択肢はこの分類で素早く絞れます。
| 種別 | データの単位 | 主なサービス例 | 向きやすい用途 |
|---|---|---|---|
| ブロック | ブロック | EBS、インスタンスストア | OS ディスク、DB、RAW ボリューム |
| オブジェクト | オブジェクト(キー+ボディ) | S3、Glacier 系 | 静的コンテンツ、ログ、アーカイブ、データレイク |
| ファイル | ファイルパス(NFS 等) | EFS、FSx | 複数 EC2 からの共有ファイル、CMS |
Amazon S3(オブジェクトストレージ)
- バケット … リージョンに作成。名前は DNS 互換ルールかつグローバルで一意。
- オブジェクト … キー(論理パス)とボディ、メタデータ。単一オブジェクトは大容量まで(大きいものはマルチパート)。
- 耐久性 … イレブンナイン(99.999999999%) の説明が定番。可用性 SLA はストレージクラスにより異なる(Standard は 99.99% と説明されることが多い)。
- 注意 … S3 の高耐久は「オブジェクトが失われにくい」話であり、EC2 アプリケーションの可用性とは別。誤答で「S3 に置いたからサーバーも自動で高可用」となりやすいです。
詳細なデータモデルは S3のバケット・オブジェクト・キー、クラス別の料金・特性は S3ストレージクラス を参照してください。
Amazon EBS(ブロックストレージ)
- EC2 に アタッチして 1 ボリュームを 1 インスタンス(タイプにより複数アタッチ可) が基本イメージ。
- AZ に紐づく。別 AZ へ移すには スナップショット → 別 AZ でボリューム作成。
- スナップショットは 増分で、バックアップ・AMI 作成・DR に使う。
詳細は EBS を参照。
インスタンスストア(エフェメラルディスク)
- ホストに直結したディスクで低レイテンシ。
- 停止・終了・障害で消えるため、永続データには使わないのが原則。
- 課金はインスタンス価格に含まれる説明が一般的(タイプによる)。
Amazon EFS(共有ファイルストレージ)
- NFS プロトコルで複数 EC2 から同時マウント。
- 自動スケールするファイルシステム。Standard(マルチ AZ) と One Zone などでコストと可用性が変わる。
- POSIX が必要な共有ストレージの文脈で S3 ではなく EFS が正解になりやすいです。
使い分けの早見(試験)
| 要件 | 検討するサービス |
|---|---|
| 静的 Web・画像・バックアップ・ログ集約 | S3(+ CloudFront) |
| OS や RDB のデータディスク | EBS |
| 複数サーバで同じファイルを編集 | EFS または FSx |
| 一時スクラッチ・スワップ | インスタンスストア |
| 長期アーカイブ・最低コスト | S3 Glacier / Deep Archive 等 |
公式ドキュメント(深掘り)
重要ポイント
- ▸S3はオブジェクト。バケットはリージョン、名前はグローバル一意
- ▸EBSは単一AZのブロックでEC2にアタッチ。スナップショットで複製
- ▸EFSはNFSの共有ファイル。複数AZからマウント可能
- ▸インスタンスストアは高速だが一時的。停止・終了で消える
- ▸S3の耐久性モデルはアプリ可用性とは別問題として理解する
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