AWS Backupによるバックアップ一元管理(SAA)
バックアッププラン、ボルト、リソース割り当て、ライフサイクル、コールドストレージ、クロスアカウントコピー、バックアップボルトロック、Organizations統制を試験向けに厚く整理します。
学習順Step 17 / 77サービスKMS試験ドメインセキュリティ
このページの狙い
AWS Backup は、サービスごとにバラバラなバックアップ運用を、プラン・ボルト・割り当てでまとめるサービスです。試験では タグベースの自動登録、ライフサイクルでコールド層へ移行、組織(Organizations)での強制、ボルトロックなどがキーワードとして埋め込まれます。ここでは 単体スナップショットとの違いから コンプライアンスまで厚くします。
公式ドキュメント(入口)
- AWS Backup とは
- サポートされるサービスとリソース
- バックアッププランの作成と割り当て
- バックアップボルト
- バックアップボルトロック
- AWS Organizations と連携したバックアップポリシー(クロスアカウントの入口)
何を解決するサービスか
課題: RDS は RDS コンソール、EBS はスナップショット、DynamoDB は PITR…と、設定場所と保持ルールが分散し、監査で説明しづらい。
AWS Backup の答え: バックアッププランで「いつ・何を・どれくらい保持するか」を定義し、リソース割り当てで対象を束ねる。コンプライアンスチームがテンプレを配るストーリーが試験に効きます。
主要コンポーネント(用語の固定)
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| バックアッププラン | ルールの集合体(スケジュール、ライフサイクル、保持、コピー先など) |
| バックアップボルト | リカバリーポイントを格納する論理コンテナ。アクセス境界と KMS の話が乗る |
| リソース割り当て | どのリソースをどのプランに紐づけるか(タグや ARN で自動化) |
| オンデマンドバックアップ | 変更セット投入前などの手動フル |
バックアッププランで決めること(論点を深掘り)
| 項目 | 試験で引っかかるポイント |
|---|---|
| スケジュール | RPO に直結。業務時間外ウィンドウとの両立 |
| 保持期間 | 監査要件。無期限はコストと法的要請の両面で読む |
| ライフサイクル | 温存→コールド層への移行で長期保管コストを下げる |
| クロスリージョン/クロスアカウントコピー | DR とガバナンス。誤って「同一アカウント内だけ」と短絡しない |
| バックアップボルトロック | 削除や期間短縮を抑止するコンプライアンス要件(WORM 相当の論点) |
対応リソースの読み方
公式の一覧は更新されます。試験では「このリソースが対象か」の暗記より、ストーリーで覚えます。
- データベース系(RDS、Aurora、DynamoDB 等)を 同一ポリシーで縛りたい。
- ファイル系(EBS、EFS、S3 の対象範囲は公式に従う)を 同じ監査ログで説明したい。
他手段との位置づけ(比較表)
| 手段 | 位置づけ |
|---|---|
| 各サービス単体のスナップショット/PITR | そのサービスに最適化され、手は早い |
| AWS Backup | 横断ポリシー、監査、ライフサイクル、組織統制が主目的 |
| AWS Data Pipeline/DMS | データ移行や複製。バックアップ統制そのものではない |
誤答の型
- 「バックアップすれば DR は完了」→ 復元手順・RTO・ネットワーク・認証が別途必要。
- 「AWS Backup があればアプリの論理バックアップも自動」→ 整合性の取り方(クワイエスce、アプリ整合点)は設計次第。
Organizations との統制(試験で効く)
管理アカウントから バックアップポリシーを配布し、メンバーアカウントのバックアップ設定を強制/監査する文脈が出ます。「各チームに任せきり」より 組織テンプレの方が正解になりやすいです。
関連トピック
- RDSのバックアップとPITR
- DynamoDB の整合性・ストリーム・グローバルテーブル・バックアップ
- KMS と暗号化(バックアップの KMS キー境界)
重要ポイント
- ▸複数サービスのバックアップをプラン単位で一元化し、スケジュール・保持・コスト層への移行を統制しやすい
- ▸タグやリソースタイプでの自動割り当て、監査とコンプライアンスの文脈で選ばれやすい
- ▸バックアップボルトは保存とアクセス制御の境界。WORM相当の要件ではボルトロックが論点になる
- ▸サービス固有のスナップショットと併用され、中央ポリシーとDRコピーの両方を満たすストーリーが出る
- ▸復元はリソースごとに手順が異なるため、設問ではRPOと復元先アカウントの読解が中心
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